下木屋町の三又路角にある小さな一品料理屋さん。

三又路角に沿うようにその形に造られた建物なので、目立つと言えば目立ちます。


お店の前には献立表が立てられていて、天ぷらなどの一品料理が良心的なお値段で出ていました。


カウンターの中で、割烹着を着た板前さんが調理をされているのが見えました👀

お客さんはまだ誰も入っていませんでしたが、夕方早い時間だったからだろうと思いました。


なんか、とても良さげな雰囲気がして、思い切って入ってみることにしました。



扉を開けると、板前さんが少しビックリされたような表情をされて私たちを見ました。

「ん??どうして??」

↓ ↓ ↓

「いいですか??」と、わたし。

↓ ↓ ↓

「あ、はい。・・・どうぞ。」と板前さん。

↓ ↓ ↓

・・・ほっ。


…このやり取り、なんだったんだろう??

でも、なんとなく察するものがありました。


まず、椅子がない。
つまり、立飲・立食?( ̄▽ ̄;)


と、思いきや、端っこに折りたたみ椅子がありました。

どうやら、自分で椅子を取ってきて座る仕組みらしい。


「立飲・立食」なら10人くらいは入れるかなぁ。
(折りたたみ椅子は6つくらいあったかな。)
その時に合わせて臨機応変って感じみたいです。


最初はびっくりしたけれど、面白いかも( ̄▽ ̄;)




ちゃんとしたお品書きもあって、ボードにはおすすめメニューのお品書きもあり、
メニュー豊富のようでした。



・・・が。

嘘です( ̄▽ ̄;)


出来ないメニューの方が多いくらい( ̄▽ ̄;)



でも、なんだろう・・・。

板前さん、すごく人の良さそうなおじさんで、どこか憎めない( ̄▽ ̄;)



スピードメニューのようなものとビールをとりあえず注文して、
その間に天ぷらを揚げてもらいました。

もとろん、生ビールはありません。
サーバーなんてないから、瓶ビールのみ( ̄▽ ̄;)



天ぷらはサクッとカラッと揚がっていて美味しかったです。


あと、何故か「柿のなます」を板前さんに勧められていただきました。




そうこうしていると、
お客さんが1組、2組と入ってきました。

やはり誰か先客がいると、入りやすいようですね。
1組は女性2人、2組目はカップル。


みんな、一瞬椅子がないのでビックリしていましたが、
苦笑しながら折りたたみ椅子を各自取って、座っていました。



板前さんは、「いらっしゃいませ」よりもまず、
「チャイニーズ?」の質問が先なのには笑えました(笑)

確かに1組目の女性客は中国の方でした。
どうやら、お品書きが中国語バージョンもあるらしく、それで聞いていたみたいです。


後でわかったことですが、こちらのお店、アジア系の観光客に人気のようです。
屋台風なのに日本料理を提供しているからでしょうか。



おでんも人気メニューのようでしたが、
なんと、おでんは裏口の方からおばさんがおでんの鍋を持って入ってきました。


これも後でわかったことですが、こちらのお店、

「京会席と豆腐料理」「鴨川納涼処」として有名な
きた山本店
の姉妹店だったようです。

なので、裏口からすぐ傍にある本店の方からおでんが運ばれてきたようです。

色々と、面白い・・・(笑)




まあ、長居できるような雰囲気ではなかったので、最後に鶏雑炊を注文しました。

すると、
「うーん・・・、時間がかかりますが・・・」と困った様子。

じゃあやめようかってことになり、しばらくして帰り支度を始めると、
鶏雑炊が出てきました(笑)

161112

鶏雑炊、地味に美味しい( ´∀` )


出来ないメニューの方が多くて、時間かかるし、
何かと色々突っ込みどころの多いお店だけど、
料理はまずまず美味しくて、
何よりも話のネタになりそうです👍