大阪府池田市と兵庫県川西市の境目あたりにお店はあります。
創業は元治元年(1864年)だそうです。
大阪最古のうどん店と言われています。
池田市で幼少期を過ごした私ですが、
これまで来店する機会がなく、今回初めて伺いました。
亡くなったペットの火葬をしに行った帰りでした。
悲しみでどんよりとした気分のまま、いただいた「ささめうどん」。
谷崎潤一郎氏のご婦人、松子さんが召し上がられた際に、
谷崎潤一郎氏の名作「細雪(ささめゆき)」からその名が付いたそうです。
そんな由来のある「ささめうどん」は、この店の名物メニュー。
度々、グルメ情報番組などのメディアにも登場しています。
あんかけ仕立てのとろみがきいた出汁に生姜も効いているので、
寒い時は体がポカポカに温まります。
なので、真冬でもテーブルには団扇が常備されています。
うどんは細めん。
餡かけ仕立ての出汁にとてもよく合います。
トッピングは三ッ葉と蒲鉾。
そして、塩昆布とすりゴマも乗っているのがユニークですが、これもまたよく合います。
悲しみで、食欲もなく、どんよりとした気分で食べたにもかかわらず、
とても美味しかったです。
身体が温まったお陰で、少し気分も晴れました。
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