京都・祇園甲部歌舞練場のななめ前の、大正6(1917)年に開かれたお茶屋の中国料理店。


谷崎潤一郎が贔屓にしていたお茶屋「吉初」。
桃庭さんは、その貴重な建物を当時の雰囲気そのままに、今に伝えている由緒あるお店です。


今まで、何度となくお店の前を通っていたのに、中国料理のお店だとは知りませんでした。



門口の格子戸をくぐり、靴を脱いで二階へと案内されました。

今日は、関東から旅行で京都に来られた友人夫婦との食事会。


私の方が少し早く到着したので、お部屋の中を撮影📸

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落ち着いた雰囲気で、心が和みます。



程なく、友人夫婦も到着。

お料理をいただきます。


[ 桃庭のコース料理 ] 10,000円(税・サ別)
◆前菜六種の盛り合わせ
◆海の幸入りフカヒレの姿煮込み  
◆《桃庭名物》カニのピリカラ
◆丈海老の2種味付け盛り
◆北海道産和牛ヒレ肉の桃庭風ステーキ
◆焼豚入り九条葱炒飯
◆デザート二種



まずは前菜六種盛り合わせ

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小さな器に可愛らしいサイズのオードブルが六種。

どれも美味しかった♪



続いて、海の幸入りフカヒレの姿煮込み

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「海の幸」は、なんと鮑と貝柱。

鮑と貝柱が入ったフカヒレの姿煮込みだなんて、何て贅沢でしょう。
とっても美味でした♪



そして、《桃庭名物》カニのピリカラ

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特大ズワイガニのピリ辛炒めも、とっても贅沢な一品。

これだけの大きなズワイガニに、身もぱんぱんに詰まって入っているんです。
食べごたえがありました~ε- (´ー`*)



次は、丈海老の2種味付け盛り

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いわゆる「海老チリ」なのですが、辛味加減と甘み加減のバランスがちょうど良くて、
海老もプリプリしていて、これもまた贅沢な一品でした。



海鮮が続いた後は、お肉でした。

北海道産和牛ヒレ肉の桃庭風ステーキ

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ステーキソースは黒豆ソース

コクがあって、和風なソースで、和牛ヒレ肉にピッタリ合っていました。




そして、〆は焼豚入り九条葱そば

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当初の予定メニューでは炒飯でしたが、同じ食材を使った中華スープ麺でした。

叉焼も九条葱もたっぷり入っていて、これはそばの方が正解だったかも。
スープも上品なお味で美味しかったです♪



中華料理の時は、お酒を何にしようか迷ってしまうのですが、
今夜はビール→紹興酒→スパークリングワインという風に移行して飲みました。

お料理のお味が損なわれないように、お酒は少し控え目にしました。



最後はデザート。

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「洋」のデザートと、「和」のデザート」二種というのはお洒落で素敵な計らいですね。


凍頂烏龍茶(台湾の烏龍茶)も出してくださいました。

茶葉からいれてもらう烏龍茶はやっぱり美味しいですね♪



贅沢食材がふんだんに用いられた広東料理をベースに、京都の地野菜を取り入れた中国料理。

存分に堪能できました。


個室は広々としていて、趣があって落ち着きました。

畳の上のテーブルと椅子といったスタイルなので、年配の方でも大丈夫ですね。
お祝いの席とかにも喜ばれそうです。


友人夫婦もとても喜んでくれたので、こちらのお店を選んでよかったです。

ごちそうさまでした💮